破語乱語 Broken Words

アクセスカウンタ

zoom RSS 街がタタカッテイル

  作成日時 : 2006/09/01 14:51   >>

ブログ気持玉 0 / トラックバック 1 / コメント 0

先月、東京・下北沢で、地元の行政=世田谷区による駅周辺の地域の
「地区計画(原案)説明会」というものが開催された。
結果からいえば、この説明会は、いささか荒れた。

というのも、幅26メートルもの道路を新たに建設して現在の街並みを
大きく破壊したり、建築制限も大幅に緩和して高層のビルを建てやすく
するといったこの計画の基本的な性格に対して、地元の住民や店鋪の
オーナーたちはもちろん、多くの専門家からも強い疑問の声が寄せられて
いるにもかかわらず、これまで世田谷区は一切対話に応じようとせず、
この日の説明会でも、(都市計画法が開催を義務づけているので)ただ
「説明会は開催しました」というアリバイ作りをしようとしているだけ
ということが、あまりにも見え見えだったからだ。

そこで、この新規道路等の計画について見直しを求める活動をしてきた
市民グループ“Save the 下北沢”などのメンバーが、こうした区の姿勢に
対して、この説明会の会場で改めて抗議の声を上げたのだった。
実は私も“Save the 下北沢”のメンバーであり、この日の行動に参加
していたのだけれど。

私たちは、当初から抗議することだけを考えていたわけではなく、この
公の場で率直に対話を呼びかければ、区側もあながち無視はできないの
ではないかという、やや甘い期待も持ってはいたのだった。
しかし実際には、世田谷区の姿勢は予想以上に強硬で、職員が数十人も
出動し、説明用のビデオを強引に上映し始めて決して止めようとしない
(とくに、その音声は暴力的だったと今でも思う)という彼らの「作戦」
には深く失望し、やりきれなくもなったのだった。

しかし、ここで私がいいたいのは、この日の説明会のことだけではない。

そもそも、今、下北沢で起きていることは何であり、そこでは一体
何が問われているのかということを、改めて考えてみたいのだ。

時間もないので、まず結論だけを言っておこう。

私が参加している“Save the 下北沢”は、これまで約2年半、下北沢
という街と深くかかわり続けてきたことによって、すでに下北沢という
街の一部になっていると私は思う。
それに対して、下北沢の魅力の根源や、街の生命力というものをまったく
理解できもしない行政こそが下北沢にとっては異物なのであり、彼らは
下北沢を<殺す>ことに何の痛みも感じていない――ということが、今、
下北沢で起きていることの本質だ。もちろん彼らは、何が起ころうと
一切責任などは取ろうとしないだろうし、街を殺してしまってからでは、
責任の取りようもないだろう。

誤解を避けるために、付言しておきたい。
私は、“Save the 下北沢”だけが下北沢(という街の意思?)を代弁
しているなどと言っているのではない。今、下北沢では、都市計画の
専門家たちが中心になった“下北沢フォーラム”や、500店以上もの
お店のオーナーたちが参加している“54号線の見直しを求める下北沢
商業者協議会”といったグループも行政の案の見直しを求める活動を
展開しているのだけれど、自分も含めて、これだけの多種多様な人間
たちが動き出してしまったのは、やはり下北沢が、通り一遍では片付け
ようもない強い生命力をもった街だからだろう――としかいいようがない。

やはり、街がタタカッテイルのだと思う。

*その後、これまで面談にさえ一切応じようとしてこなかった世田谷
区長が、商業者協議会のメンバーと合って話を聞くといってきた。
今日15日に、その会談が行なわれる。さて、どうなることやら……。

[2006-06-15]

テーマ

関連テーマ 一覧


月別リンク

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!
ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。
→ログインへ

トラックバック(1件)

タイトル (本文) ブログ名/日時
VISVIM 通販
街がタタカッテイル 破語乱語 Broken Words/ウェブリブログ ...続きを見る
VISVIM 通販
2013/07/10 04:44

トラックバック用URL help


自分のブログにトラックバック記事作成(会員用) help

タイトル
本 文

コメント(0件)

内 容 ニックネーム/日時

コメントする help

ニックネーム
本 文
街がタタカッテイル 破語乱語 Broken Words/BIGLOBEウェブリブログ
文字サイズ:       閉じる